外はどしゃ降り。
幼い頃から雨の日は、
窓に顔面をピタリとくっつけて
外の景色をずっと眺めていました。
今でも窓辺で
ひたすら落ちてくる雨粒を
ただ見ているだけで
なんだか気持ちが安らぎます。
雨音を聴いているうちに、
聴覚から視覚へと
自分の感覚が移っていって、
その風景を眺めていると、
自分に向かっていた意識が
外の世界と同化していくような
そんな感覚になっていきます。
思考が消えて、
受動的な感覚だけが残り、
コントロールできない世界が、
ただあるだけ。
あぁ、自然は美しいなぁ
とあらためて思います。
そして、時々こんな風に思います。
あたしは一体
何に背中を押されてきたのだろう?と。
雨が降らなくとも、
ここにまた戻れるだろうか。
思考と言葉が生まれる前の
わたしに。