親孝行から孔子へ (12)実践の書。
前回は、
孔子の教育への思いと
習慣について書きました。
すべての人が
喜びにあふれた人生を
活き活きと生きることのできる
調和の状態。
その「和」の状態を
実現するための方法は、
『礼記(らいき)』
という古典におさめられています。
例えば、
具体的に「礼」とは
どのようなものなのでしょうか。
山に居て魚鼈(ぎょべつ)を以(もっ)て
礼と為し、
沢(たく)に居て鹿豕(ろくし)を以(もっ)て
礼と為すは、
之を礼を知らざるものと謂う。
-『礼記』礼器篇(れいきへん)より-
自分にふさわしい「あり方」。
意味は次のようになります。
『 山に住んでいる人が無理をして
魚やスッポンの贈り物をしたり、
水辺に住んでいる人が
鹿や猪の肉を贈ったりするのは、
礼を知らないということになる。』
互いに喜びを感じ
調和に満ちた人間関係を築くとき、
自分にふさわしい「あり方」
というものがあることを教えています。
次回に続きます。
