顕微鏡をのぞき込む。
小学生の理科の授業で
顕微鏡をのぞき込んだことを
ふと思い出しました。
覗き込んでも何も見えず、
先生に何か言われながら試行錯誤。
ミジンコの姿をようやく発見したときには
誰もが純粋に「わぁ~!いたよ!いたよ!」と
目を輝かせながら
驚きの声をあげた
あの頃のことを思い出しました。
何が観える?
自分の眼だけでは見えない世界を眺められるようになるというのは
とても画期的なことではないでしょうか。
顕微鏡でミジンコを見るためには、
あらかじめ、
どのくらい拡大したら見えるのか?
ということを知っていなければなりません。
倍率の計算が必要です。
倍率の計算。
ミジンコを見るためには、どのくらい拡大すればいいのでしょうか。
2 倍くらい拡大すればいいのか?
それとも10 倍?
100 倍まで拡大しなければ
見ることのできない世界なのでしょうか?
もう少しクローズアップして
300 倍でどうでしょう?
適切な倍率で眺める時に初めて、
その世界がようやく見えるなんて大変ですね。
見えていないものたち。
同時に、顕微鏡で見なければ、
ミジンコの存在を
確かめることは出来ない、
ということを私達は知ります。
今、私達が見ている世界は
今の自分の視力で
バッチリと倍率があっているからこそ
見えている世界。
そこから外れてしまった世界は?
・・・見る事すらできていない
ということになりますね。
心の眼で覗き込む。
『色めがね』という言葉があります。
これは、
先入観や自分の考え方が
物を見る倍率(心の視野)を、
あらかじめ自分で決めてしまう
という
『心の中にある眼鏡』の存在を
教えてくれています。
今の自分にぴったりな
今の自分の心に合う
お気に入りの『めがね』を
私達は知らず知らずのうちに
かけているのかもしれません。
今日も『 心のめがね 』を装着して。
私達はそんな心のめがねを外すことができない
そんな存在のようです。
しかし『心のめがね』の倍率は
変えることはできそうです。
今日の自分は
どんな『めがね』を
かけているのでしょう。
眼鏡の倍率を変えることで
全く新しいものが見えたなら、
自分が色々なことを誤解していたことに
気付けるのかもしれません。
顕微鏡。
今ならどんな気持ちで
その小さな小さな世界を
覗き込むのでしょう。