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骨から芸術へ (5)『ファブリカ』の内容

    
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骨から芸術へ (5)『ファブリカ』の内容

人体の骨格のつくり(鉛筆) by Nori



『ファブリカ』の内容


 
前回は、

近代医学の基礎を築いた
偉大な科学書でありながら、

書籍印刷史上においての傑作と賞されている
 

アンドレアス・ヴェサリウスの著書
『ファブリカ』の

素晴らしい解剖図について書きました。
 



 

 
 

タイトルの意味。

 
通称※『ファブリカ』の
原典タイトルは

『De humani corporis fabrica libri septem』
となっています。
 

[ ※原典:ANDREA VESALII, BRVXELLENSIS, SCHOLAE Medicorum Patauinae professoris, de Humani corporis fabrica, Libri septem. 1543 ]  

 
『ファブリカ』は全て
ラテン語で書かれているそうです。
 

書名の
『De humani corporis fabrica libri septem』
の日本語訳は、
 

『人体構造についての七つの書』

と訳されることが多いようです。
 

“humani corporis fabrica”
の部分から

『人体構造論』
 

と訳されることもあります。
 

構成について

 
“libri”は

書物や文書などの意味をもつ
“libor”の複数形で、
 

“巻”または
“編””篇””部”

などに該当するようです。
 

septem が 7 という意味です。
 

一冊の内容が
7篇に分かれていることを示しています。
 
 

『ファブリカ』目次

 
『ファブリカ』は
A3サイズで

650ページを超える大著です。
 

各巻の表題がかなり長く、

内容としては
以下の 7 篇構成になっているようです。
 

I: 骨格(骨と軟骨) 
II: 人体と筋 
III: 血管(静脈と動脈) 
IV: 神経 
V: 消化器と生殖の器官 
VI: 循環器(心臓と付属器官) 
VII: 神経系(脳)

 

エピトメー

 

また、解剖所見を系統的に整理しなおした
※2『エピトメー』

を同時に出版しています。
 

[ ※2 ANDREA VESALII, BRVXELLENSIS, SCHOLAE Medicorum Patauinae professoris, sourum de Humani corporis fabrica librorum epitome. 1543 ]  

 
『エピトメー』の方は
古代医学的な枠組みを受け継いでいて、

古代医学の集大成、
 

あるいは

古代医学の到達点
ともいわれているそうです。






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