絵の探求と日々のあれこれ

富士山が世界遺産に登録された理由。

    
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富士山が世界遺産に登録された理由。

拝み、その雄大さと優美さを、詠う。

自然の恵みをもたらし、
その雄大な姿とともに

昔から噴火を繰り返してきた
富士山。


人々は畏敬の念を抱き、
富士山そのものが神様である

と信じました。



その素晴らしさに魅了され、
多くの人が和歌を詠み、

多くの芸術作品が描かれました。



富士山 ― 信仰の対象と芸術の源泉

富士山が世界文化遺産に登録されている
理由とは何でしょう。


そこには、
「信仰」と「芸術」に深く関わってきた
歴史が記されています。

以下、文化庁の HP からの引用です。

 富士山は,標高3,776mの極めて秀麗な山容を持つ円錐成層火山で,南面の裾野は駿河湾の海浜にまで及び,山体の海面からの実質的な高さは世界的にも有数である。

古くから噴火を繰り返したことから,霊山として多くの人々に畏敬され,日本を代表し象徴する「名山」として親しまれてきた。山を遙拝する山麓に社殿が建てられ,後に富士山本宮浅間大社や北口本宮浅間神社が成立しました。

平安時代から中性にかけては修験の道場として繁栄したが,近世には江戸とその近郊に富士講が組織され,多くの民衆が富士禅定を目的として大規模な登拝活動を展開しました。このような日本独特の山岳民衆信仰に基づく登山の様式は現在でも命脈を保っており,特に夏季を中心として訪れる多くの登山客とともに,富士登山の特徴をなしています。



また,『一遍聖絵』をはじめ,葛飾北斎による『富嶽三十六景』などの多くの絵画作品に描かれたほか,『万葉集』や『古今和歌集』などにも富士山を詠った多くの和歌が残されています。

このように,富士山は一国の文化の基層を成す「名山」として世界的に著名であり,日本の最高峰を誇る秀麗な成層火山であるのみならず,信仰の対象と芸術の源泉として,また,文学の諸活動に関連する文化的景観として世界的な意義を持つことから,顕著な普遍的価値を持つと評価されました。

参照:BUNKACHO|文化庁